以前、
コチラの記事で「しらっと万年筆が増えてるかもしれません」と書いてから半年以上・・・ひょんなことと言うか、タイミングがこの時だったのか自分でもよくわかってませんが、ブログタイトルからもお分かりのように万年筆が増えました。
しかも2本・・・!←どさくさに紛れて(笑)
真ん中のゴールドなのが以前から持っていたシェーファーのサガリス。
めっちゃお気に入りの万年筆ですけど、正式名称を思い出すたびに有川さんの小説に出てくる某巨大なザリガニを思い出すんですよね。
だから普段はシェーファーのゴールドなやつって言っててなるべく正式名称思い出さないようにしてます(笑)
お話自体はすごく好きなんですが(その続編ともいうべきクジラの彼とか有能な彼女も大好き!)、ほら・・・ね、なんというか・・・あのザリガニ・・・インパクト強いじゃないですか。
なので、あえて思い出さないように・・・ってか下手すると万年筆の名前とザリガニの名前間違っちゃうこともありますし;
さて、脱線はこのくらいにしておくとして。
先月自分へのご褒美として。
シェーファーのゴールドなやつはとことん好みストライクに、自分の中で飽きのこないベーシックを!と思って使ってるので(インクもお手軽さが第一のシェーファーのカートリッジインクを使ってます)、対照的に遊びのある万年筆が欲しかったんですよね。
何年か前に挫折してるボトルインクとか・・・。
インクの色を楽しめる万年筆ってことで透明軸を候補に挙げて色々と検索かけてみつけたのがカキモリさんのオリジナル万年筆でした。(画像の上スケルトンの軸にピンクのインクが入ってる方ね)
こちらはセーラーのプロフィットJr.透明感をベースにしてて、金属部分をゴールドにカスタムされたもの。
この手の万年筆(透明軸で金具がゴールドなもの)を一時期かなり探してたんですが、結局これが一番シンプルというかゴツすぎず好みだったんですよね。
嬉しいことにお値段も一番かわいかったので、だったらもう1本買っちゃえ!とどさくさに紛れて買ったのがペリカンのスーベレーン。(画像下の緑軸の万年筆です)
どさくさに紛れて買う値段やないやろ!っていうツッコミはごもっともですが、青系?緑系?のインクを入れるなら絶対にこれ!と決めてた万年筆です。
木下綾乃さんが最初に買われた万年筆としても有名ですよね。
名前は知らなくっても、この緑縞は見たことある!って方も多いんじゃないでしょうか。
とりあえずこれだけ細く書けますよ〜ってことでジブン手帳のマス目(3mm方眼)に書いてみました。
(ペンクリニックで調整していただいた後の万年筆で書いてます)
カキモリさんのオリジナル万年筆には色彩雫の紅葉(他の紙で試し書きをしたときよりピンクの色味が強いかな〜。落ち着いた色合いがすごく好き!)を、ペリカンのスーベレーンには自分でブレンドしたインクを入れてます。←実はスーベレーンを買ったのはこのインクありきで、このテのインクの色に合わせて使いたかったんですよね。こころもち今回はインクの色の緑が強かったので次回はもうちょっと控えめで調整してみようかなぁ?と思ってます。
補足しておきますと、メーカーさんだったり、万年筆やその構造に詳しい方からすると、インクの色をブレンドすることだったり、やたらペン先を細くすることは推奨されていません。
頭ごなしに怒られることはもちろんないけどやんわりとめられます(笑)
例えば外国製の万年筆のペン先が国内メーカーさんのものより太いのは書く字が違うからだし(日本は画数の多い漢字があるので細かく書けるペン先のニーズがある)、外国メーカーのものだとペンキャップを左手に持って書くことを前提にバランスを考えてるものもあったり・・・。(こういう万年筆でキャップを差し込んで書くとキャップの重みで振られちゃってうまくバランスがとれないんですよね;)
これはこういう用途があって・・・っていう理由があることをご存じだからこそ、大丈夫ですか?って聞いてくださるんだと思います。
それが原因で不具合や故障の原因になることだってあるそうですし。
ただ、そういう危険性を承知の上で、お安くはないものだからこそとことん好きなデザインで、とことん好みな細さで、とことん毎日使い倒せる万年筆が欲しい!と常々思ってます。
その結果、使える期間が半分になったとしても、毎日使い倒せるなら後悔はしないかな?って。
以前見た目のかわいさとかだけで「手帖用にはちょっと太いけど・・・」と買っちゃった万年筆。
買った当初は手帖用としては太めでも、お手紙用にすればいいや〜と思ってたんですが、当然、そう毎日手紙を書くわけでもなく・・・結局書かなくなっちゃって大掃除の時に処分した・・・ってこともあり;
逆に言うとペン先だったり、インクの色だったり、選択肢の幅が広いから、とことん好みにできるからあたしは万年筆を使うんだろうなぁと思います。
それを、1本¥150のゲルインクには求められませんし(笑)
この記事を読まれて色々カスタムしたくなっちゃう方がいらっしゃるかはわかりませんが、その場合には入念な下調べをされた上で実行されることをオススメします。
そして、自己責任の上でお願いしますね〜。
多少の個体差があるから一概には言えませんが、プロが考えられた商品、ですからね。
それをいじるってことに多少なりともリスクはあると思ってます。
ペリカンの万年筆のこのペリカン部分すごく好き!
・・・ペリカンのスーベレーンっていったら万年筆の雑誌に必ず!といっていい位出てくる定番中の定番と言うか名品と言うか・・・3本の中で1番高かったですし、かなり期待をしてたんですが・・・・・・。
届いて書いた瞬間・・・あれ?みたいな。
カキモリさんの万年筆のがすらすらぬめぬめ、でも細く書けるよ・・・?って。
アレコレ検索かけてみたらどうもペリカンってペン先の管理がイマイチな部分があるらしく・・・アタリハズレがあるんだとか。
使えないこともないし、実際日々の手帳には使ってたんですが、書くたびに「ペリカン・・・スーベレーン・・・」って内心思ってたからね(笑)
お安く買うならネットが一番!でもそれだけじゃない部分もあるのね、と。
細さだったり、そういう品質のばらつきだったり、日本メーカーさんってすごいなぁと改めて思った出来事でした。
次買うんだったらやっぱり日本製かなぁ。
一応ネットで購入する前にペンクリニックの日程も調べてたし(万が一なんかトラブってもここで直してもらえる!ってことで勢いづいてたのもある。笑)、実際に持っていって使いやすい状態になったのでこれでようやくあちこちにお手紙書けそうです。
いやね、さすがに紅葉色のインクでお手紙はあれかなぁと我慢してたんですよね。
そう簡単には増やさないでしょうけど、もともと手帳は4色使いしてたので、またいつかしらっと万年筆が増えてるかも〜。